ドライアイについて
![三重県いなべ市・水野眼科](img/ipl/img01.jpg)
「ドライアイ」とは、涙の量が減ったり、涙の成分のバランスが崩れたりすることで、眼球の表面が乾燥する病気のことです。眼の乾きのほか、痛みや疲れを感じるなど、さまざまな症状が起こります。「涙液分泌減少症」や「乾性角膜結膜炎」と診断されることもあります。
長時間パソコン・スマホ・ゲームをする方、長時間細かい作業をするお仕事の方、日常的にストレスを多く感じている方、更年期の方、アレルギーやアトピーがある方などが多く発症しており、年齢や性別はあまり関係ありません。ほかの病気の症状の1つとしても症状が現れることがあります。
ドライアイチェック
これらの症状に
あてはまるものはありますか?
- □ 起きたときに目が開けにくい
- □ 泣いていないのに涙が出ている感じがする
- □ 目の疲れがある
- □ 目のあたりが重く感じる
- □ 目の乾きを感じる
- □ すぐ目が赤くなる
- □ 目の中がゴロゴロする
- □ 目の痛みがある
- □ 目のかゆみがある
- □ 目ヤニが多くなった
- □ 特に原因がないのに涙が出る
- □ ものがかすんでいるように見える
- □ 光がまぶしく感じるようになった
- □ 目に違和感がある
上記の5個以上にあてはまる方は、
ドライアイかもしれません。
ドライアイがもたらす
デメリット
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ドライアイになると、さまざまな症状による不快感が日常生活に悪影響を及ぼします。集中力の低下につながったり、視力低下の原因にもなります。そのまま放置すると、肩こりや頭痛、腰痛など全身に症状が出ることもあります。
コンタクトレンズを使う方は、乾燥や不快感に悩まされるだけでなく、黒目を傷つけてしまうことにもなりかねません。症状が進行すると、合併症が起こるリスクが高まります。
気になる症状があれば、眼科を受診しましょう。水道水で洗ったり、市販の目薬を使ったりすると、悪化する可能性があるので注意してください。
ドライアイを根本から治療する
IPL治療器「M22」
当院はドライアイの根本的な治療を行う新しい治療「IPL(Intense Pulsed Light)治療」を導入しています。
まつ毛の近くにあるマイボーム腺が詰まると、涙が蒸発しすぎることを防ぐ油分が出なくなってしまい、ドライアイの一因となります。IPL治療器は、特殊な光をあてることでマイボーム腺のつまりを解消してドライアイを改善します。
この効果は世界中で認められ、ルミナス社製「M22」がマイボーム腺機能不全で起こるドライアイの治療器として、2021年に米国食品薬品局(FDA)に承認されました。
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IPL治療器「M22」で期待できる効果
- ● 異常血管の凝固による血管病変改善
- ● マイボーム腺の閉塞改善
- ● 抗炎症作用
- ● 細菌叢やデモデックス(顔ダニ)減少による感染抑制
- ● コラーゲン再構築
目は、涙の水分が蒸発しないように油膜が覆っています。この油分を出している目の器官が「マイボーム腺」です。水分だけでなく、油分が足りないこともドライアイの大きな原因になります。
汚れや炎症でマイボーム腺が詰まって必要な油分が分泌されない状態を「マイボーム腺機能不全」といいます。こうなると、目の潤いを維持することが難しくなってドライアイになり、乾きや痛みなどの症状が現れます。
IPL治療では、IPL(Intense Pulsed Light)という光を照射し、マイボーム腺の詰まりを解消して水分と油分のバランスを保つように導きます。
IPL治療は国内外で数多くの臨床データが報告され、良好な結果が広く認められています。
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IPL治療はこれらの症状の改善も
期待できます
- 目の疲れやすさ
- 目のかゆみ
- ゴロゴロ、またはショボショボする
- 光がまぶしく感じる
- 目の重たい感じ
- 特に原因がないのに涙が出る
- 目の乾き
- 目の痛み
- 目の不快感
- すぐ目が赤くなる
- ものがかすんでいるように見える
- 白い目ヤニが出る
IPL治療の流れ
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- ① メイクをしている方は、落としていただきます。
- ② アイプロテクターを装着して、照射する部分に専用のジェルを塗布します。
- ③ こめかみからスタートして、まぶた、鼻へと移動しながらIPLを照射します。(13回照射を2回くり返し)
- ④ 照射が終わったらジェルを拭き、目の周りを洗って完了です。
治療後にメイクをしていただけます。日焼け止めを塗ってからご帰宅ください。
IPLで霰粒腫に
新しい治療を
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IPL治療は、ドライアイだけでなく、「霰粒腫」についての効果も報告されています。
霰粒腫は、マイボーム腺が詰まることで肉芽腫というしこりができる病気です。一般的には点眼と切開する治療が行われていますが、霰粒腫をくり返す方はマイボーム腺へのダメージが大きくなり、将来的には破壊してしまってドライアイの原因になるともいわれています。IPL治療は、切らずに効果が期待できる新しい治療方法として注目されています。ご興味のある方はご相談ください。
従来の治療法
・点眼、軟膏による治療…点眼薬や、眼軟膏で様子を見つつ治療します。
・外科的治療…症状が重い場合は、切開手術を行うことがあります。
IPL治療についてよくある質問
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Q: 治療にはどれくらいの期間がかかりますか?
A: 症状によって異なりますが、3~4週間おきに4回以上の照射で高い効果が得られるという報告があります。改善の度合いも人によって異なるため、8回目で効果を実感できたという方もいらっしゃいます。
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Q: 治療中は痛いですか?
A: ゴムで弾かれたような痛みや刺激を感じるという方が多いです。痛みの感じ方も人によって異なり、皮膚の色が白い方の方が痛みを感じにくいともいわれています。麻酔が必要になるような痛みではありません。
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Q: 当日はメイクをして行ってもいいですか?
A: 治療効果を高めるため、さらに安全性を高く行うために、素肌で治療を行います。メイクをされている方は、治療前に落としていただきます。治療後は、肌を守るために日焼け止めを塗っていただきます。お使いのものがあれば、お持ちください。
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Q: 治療による副作用はありますか?
A: 治療機器を製造するルミナス社は、設定している基準値を守っていれば、特に副作用はないとしています。人によっては、照射部分が赤くなることがありますが、数時間で落ち着く傾向があります。肌が敏感な方は、肌の赤みやヒリヒリ感が強く出ることもあります。
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Q: IPL治療は誰でも受けられますか?
A: 事前の検査と診察をもとに、適応があると認められた方に治療を行います。安全性を考慮し、妊娠中、授乳中、中学生以下の方は治療を受けられません。
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Q: 過去にレーシックや白内障の手術を受けました。IPL治療を受けられますか?
A: 事前の検査・診断に問題がなければ受けられます。白内障などの手術前後にIPLによるドライアイ治療を行うと、治療結果が良好になるという結果も海外で報告されています。
ドライアイIPL治療費用
【完全予約制】自費診療
1回 | 5,000円(税込) |
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